Twitterで友人に勧められて聞いた福岡のバンドSACOYANS(サコヤンズ)のファーストアルバム"Yomosue"がかなり気に入ったので紹介したいと思います。

ジャンルはドリームポップやシューゲイザーに該当すると思います。

轟音ギターと甘いメロディの融合というシューゲイザーのスタイルはしっかり踏襲しつつ、 Twitterのプロフィールには「もうほとんどスマパンなんじゃないか?の疑い色濃いバンド。」とある通りオルタナっぽさも色濃く味わえ、 椎名林檎とか大森靖子のようなJPOPっぽい聴きやすさ、口ずさみやすさも魅力的です。

最初Spotifyで聞いていたのですが、こりゃ手元に持っておかなければと思いフィジカル(CD)もすぐに買いました。 自分は気づかずAmazonで買ってしまいましたが、これから買う人は【特典】SACOYANS / Yomosueから買った方がステッカーがついてくるようです。 (売り切れていたらすみません)

SACOYANS | Mudiaのアーティスト紹介に

時は2019年10月、 音楽活動を辞めていたSACOYANが突如バンドをやりたくなって家の近所で見つけたメンバーにて結成。なんと全員SACOYANファンだった。各自持ち前の個性を武器に持ち「SACOYANのバンド」ではなく「SACOYANもいるバンド」に。福岡に一つの新しい大陸が出来上がった。めでたしめでたし

(このアーティスト説明いいですね)と書いてあるのでまだ結成して1年ほどしか経っていないというのは驚きでしたが、 ボーカルのSACOYANのYouTubeのチャンネルに ベッドルームポップ的なテイストの元曲?がアップロードされており、バンドスタイルとして再解釈してできたのはこのYomosueなのではないかと思います。

偉大なお告げ「great revelation」SACOYAN

音楽の天才 「a genius of music」 SACOYAN

わたしの窓辺 「by my window」 SACOYAN

だれでもしっかり見ているよ 「everybody gaze」 SACOYAN

「食卓の間」Dining room SACOYAN デモ

JK(2011) SACOYAN

ニベアは2020年8月にリリースされたという記事があるので最近の曲ですが、 「だれでもしっかり見ているよ」や「JK」はアップロード日が2011年なので結構前から原曲は存在していたようです。

相当昔から作ってきた曲の中から選りすぐって作られたのがこのYomosueだとすれば、 ファーストアルバムにしてベストアルバムのような至極の完成度である理由にも納得がいく気がします。

完成度やまとまりの点ではアルバムバージョンの方が一歩先に進んでいると思いますがYouTubeにアップロードされている荒削りなゲネプロやデモバージョンも好きです。

NYAI(こちらのバンドも好きです)と福岡つながりで対バンもしていた模様。 配信もしていたようですが完全に見逃しました……

本当に素晴らしいアルバムなので、もっと世間に知られて欲しいと思います。



以下はリンクです。

なかなか情報が見つかりづらく、 ミュージックマガジン(2020/Oct)には小さくディスクレビューが載っていました(これも前と同じ友人に教えてもらった)が、 他にもないかなと思っていくつか書店でパラパラ音楽雑誌をめくってみたものの言及されているのは他には見つからず残念でした。

公式

SACOYAN(vocals, guitar)

TAKEYAN/Takeshi Yamamoto(guitar)

HARAJIRI/原尻 成二(bass)

MIWAKO/みわこ(drums)

その他